掲載 2007年3月24日/最終更新 2007年3月25日
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| HP iPAQ rx5965 |
| Travel Companion の異名を持つ、 これまでとは一風変わった Pocket PC。 |
カーナビとして活用している Mio 168(RS) のナビソフト、 MioMap が 2.0 となり、 無償ではアップグレードできなくなったことから、 今後 1.3 のまま使い続けるのか、ソフトだけ 2.0 にするのか、はたまた Mio P350 にするのか悩んでいたところ、 HP が GPS 付の Pocket PC を出すというニュースが目にとまりました。
ということで、GPS 付 Pocket PC である iPAQ rx5965 を 5 日間ほどお借りし、 プライマリ Pocket PC (もどき)として利用しましたので、 使用感などを記します。
実は私は iPAQ が大好きなんですね。 で、Mio と比較して多少価格が高くても iPAQ を買った方がいいんじゃないかと思ったわけです。 でも、カーナビとして利用している Mio 168 の後継用途と考えるとナビソフトの出来が満足感を大幅に左右するわけです。
そういうわけでナビソフトの出来がどうか見たかったので 「ぜひ」とお願いしてお借りしたというわけです。
カーナビ用ということで、 通常利用の評価はしなくてもいいかなとも思っていたのですが Bluetooth も無線 LAN もついていて「普通に Pocket PC としても使ってほしい」って感じの作りだったので、 普段使っている hTc Z をカバンにしまいこみ(「家に置き」じゃないところが 「プライマリ Pocket PC (もどき)」たる所以です)、 代わりに iPAQ rx5965 をポケットに入れ使ってみました。
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| 大きさ比較 | 左から、iPAQ h4150 との比較、iPAQ h3660 との比較、W-ZERO3 との比較。 最初に持った感じ、初代 iPAQ の h3660 (※正確には初代は h3630) と同じぐらいと感じました。 小さくて私がとても気に入っていた iPAQ h4150 と比べるとどうしても大きい感じです。W-ZERO3 よりは幅があるけど、厚みと高さがないって感じですね。 | |
で、結論としては「ちょっと使いにくい」です。 簡単に使いにくいポイントをまとめておきましょう。
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| hTc Z と並べて |
| hTc Z と並べるとふたまわりぐらい大きい。でも重さは大体おんなじなんです。 つまり、hTc Z は厚みがあるんですね。 本文で記述している「ソフトキー」は、 hTc Z のナビゲーションパッドの左右を取り囲む 6 つのボタンのうち、一番上の 2 つのキーになります。 |
ハード的には iPAQ h4150 に GPS と 2GB フラッシュメモリを足したという感じなのですが、 その割には h4150 の 132g が 170g へとかなり重くなり、 大きさもずいぶん大きくなってます。 でもスクリーンサイズは 3.5 インチで h4150 と同じなんですね。 実は iPAQ rx5965 は初代の iPAQ である iPAQ h3630 と同程度の大きさ/重さなのです。 h3630 が出たときは小さくて軽いと思っていたので思えばぜいたくになったものです。
ちなみに、つい iPAQ h4150 と比較してしまいましたが、 私の最近のプライマリ Pocket PC の hTc Z とはほぼ同じ重さですし、 他の GPS 付き Pocket PC と比較すると、やっぱり同じような大きさ、重さでした。
rx5965 は横長が基本のようですが、 やっぱり Pocket PC は横長では使いにくいです。 画面を回転して縦長にして使えばいいのですが、 そうすると本体横にあるボタンが下面になっちゃって 使いにくいんですよね〜。 それと、液晶が横長で利用するように貼ってあるので短辺方向の視野角が若干狭く、縦長で使うと中間色がちょっとビカビカして見えちゃうんですよね。
ソフトキーってのは、アプリによって役割が変わるボタンのことで、画面直下の左右にあるものです。 ケータイによくあるアレです。 Windows Mobile Smartphone には最初からあったのですが、 Pocket PC では Windows Mobile 5 から導入されました。
W-ZERO3 や hTc Z でソフトキーがある Pocket PC にすっかり慣れちゃったので、 ソフトキーがないと物足りない気持ちになりました。 ソフトキーを押せばすむところが、 代わりにスタイラスを取り出してタップしなきゃならないので面倒です。 しかもスタイラスは以下に書いたように取り出しにくいですし。
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| 左側面から見たところ |
| 横長で持つと、スタイラスは左下。縦長にすると左上なんです。 右利きの人には取り出しにくいです。 ちなみに USB ポートやヘッドフォンジャックはちょっと奥まっていてプラグの出っ張りが緩和されていい感じです。その分本体をもう少し小さくできるでしょ、って気もしますが。 |
横長で利用する際、 スタイラスを取り出すには左下部分に格納されてるスタイラスを左に引っ張るようになってます。 右利きの私はとても使いにくいです。
縦長で利用するときは普通はナビゲーションパッドが下になるようにすると思うのですが、 そうするとスタイラスは左上部分から上に引き出すようになります。 これも右利きに私にはとても使いにくいです。
しかも真ん中を押し込むのが難しくて、 どこかの方向を押したことになってしまいがちです。 iPAQ h1920 や iPAQ h4150 では真ん中のボタンが独立していたのですが、rx5965 はナビゲーションパッド全体を押し込むタイプです。 それで真ん中の押し込みが難しくなったわけです。 なんでこんな風にしちゃったのでしょう。
アプリケーションボタンは 5 個もあって、 数は多いのですがすべて本体側面にあるので不便です。 本体をちょっと横に傾けてボタンを見てから押さなければならないという感じです。
本体前面にもボタンはあるのですが、Windows ボタンと Ok ボタンなのでアプリを素直には割り当てられないんですよね。
そのほかにも、赤外線ポートがないのも多少不満です。 赤外線ポートがあると携帯にアドレスを送れたりして便利なのですが...。 W-ZERO3 にもついていませんし、最近なくなる傾向ですね。
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| スタイラス比較 |
| 手前から、iPAQ rx5965 用、W-ZERO3[es] 用(3rdパーティ製)、 iPAQ h4150 用(3rdパーティ製)、W-ZERO3 用、 hTc Z 用(3rdパーティ製)、iPAQ h3630 用。 遠近感の関係で h3630 用の方が h5965 用よりも小さく見えますが、実際には h3630 用の方が 1cm ほど長いです。しかも太いし。 余談ですが、hTc Z 用のボールペン付スタイラス(写真のもの)は、 ただでさえ短い純正品よりもさらに短くて実に使いにくいです。 |
と、いろいろと不満を書いてしまいましたがいい点ももちろんあります。 以下がすばらしいと感じました。
ナビのソフトと地図が格納されているのですがさすがにこの容量になると地図 の切り出しが不要のようです。
iPAQ ではこれまで外部とのインタフェースを兼ねた専用のコネクタを介して 充電しなければならないことが多かったのですが rx5965 では hTc Z や X01HT と同様 mini B USB ポート一つで充電ができちゃいます。はっきりいってこれは便利です。 充電用のアダプタは(USB の口を持つ AC アダプタ等)ゴロゴロ転がってますし、 何よりプラグを一個挿すだけで 充電と同期ができちゃうので便利です。
余談ですが W-ZERO3 はここが不便だったんですよねー。 ポートカバーまでついてましたし。これは Mio (168 や P350)に比べて優れている点です。 Pocket PC をカーナビにする際、 ついでにカーステレオの役割をも担わせてしまうのですが、 Mio のヘッドフォンジャックは 2.5mm の穴なのでアダプタが必要になるんですね。 大したことじゃないと考えがちですがやっぱり 3.5mm のプラグを直接差し込めるのは便利です。
その他にもスタイラスが最近の Pocket PC としては長めで便利です。 hTc Z のスタイラスは短くてとても使いにくいですので対照的です。
無線 LAN は設定をしてしまいさえすれば便利です。 やっぱりついていると便利ですね。ただ、 無線 LAN の設定があいかわらず iPAQ 独自インタフェースです。 もうそろそろこれはなくしてもいいんじゃないでしょうか? Windows CE.Net 4.2 から無線 LAN が標準でサポートされているはずで、 そちらに任せればいい気がします。Windows Mobile 2003 の iPAQ h4150 でもほぼ OS に任せていたはず。 なにかまずい点があって復活したのかもしれませんが、 それぞれの設定の優先順位とかがよくわからないので紛らわしい感じです。
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| 無線マネージャ | ||
| 相変わらず独自 GUI 画面です。 | ||
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| Bluetooth キーボードを使う |
| さっと開いてちょこんと乗せるともう Bluetooth で接続されていてキーボードから文字が打てちゃうんです。 |
Bluetooth ですが、 私は Bluetooth が大好きでヘッドセットとかキーボードは普通に使っています。 iPAQ rx5965 は W-CDMA 等のケータイネットワーク機能を持っていませんので、 まずはダイアルアップネットワークを使いたいところです。 Bluetooth も実は Windows CE.Net 4.2 から OS により標準的にサポートになったはずなのですが、 相変わらず iPAQ 固有の設定インタフェースです。Bluetooth の方は無線 LAN と異なり、iPAQ 固有の設定インタフェースしか存在しないので紛らわしくはないのですが、 ほかの Pocket PC で Bluetooth の設定を経験している場合は戸惑いを感じるでしょう。 一方、これまで iPAQ 一筋だった場合は問題ありません。
いずれにせよこちらも無線 LAN と同様設定をしてしまえばあまり意識せず便利に使えます。 なお、Bluetooth プロファイルですが、 音楽を Bluetooth ヘッドフォンで楽しむための A2DP プロファイルは用意されていません。 まあ、 胸ポケットで音楽を楽しむ分には有線のヘッドフォンで十分と思うので A2DP の必要性はそれほど高くはないとは思いますが。 ちなみに、ヘッドセットやハンズフリープロファイルはあるんですよねー。 試さないでしまいましたが、Skype を使うときに便利に使えると思います。 さて Bluetooth ですが、FOMA F900iT とつないでダイアルアップをしてみたり、 ThinkOutside Bluetooth Keyboard をつないだりしましたが、 多少悩んだりもしましたが結果的には無事つながりました。 特にキーボードは開いてキーを打ち始めれば自動的に接続される、という hTc Z で感じている便利さを iPAQ rx5965 でもそのまま享受できました。![]() |
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| 起動時の警告画面比較 | ナビソフトを起動したときに出てくる画面(左)を見た途端、 「あっ、これMioMapと同じなのね」と妙に安心してしまいました。 |
さてナビですが、起動一発「なーんだ、 MioMap と同じじゃない」とすぐに思いました。 というのは起動時に表示されるダイアログボックスが MioMap とそっくりなのです。 ということで、MioMap に慣れた身としてはあっという間になじんでしまいました。
ただし、貸し出し機ではどうも b-Walker の設定が壊れてしまっていたようで、 音声ナビの音声が出力されないのと、 POI (Point of Interest) と呼ばれる場所の検索が動作しないのでそのあたりは利用できませんでした。
とは言え内蔵フラッシュメモリに格納されていた音声ナビ用の wave ファイルは MioMap と同じ音声でしたのでナビの様子は想像がつきます。 MioMap のナビにはそこそこ満足していますので、 ナビソフト自身はそれほど不満がないということになりました。
これまで 2 年ほど MioMap を使ってきましたが、 以下のように感じています。
やはり、音声でナビもしれくれるので便利です。 初めてのところに行くのも気軽に行けるようになりました。
Pocket PC なので車から簡単に持ち出せるので当たり前ではあるのですが、 車に乗る前にパソコンでネットを見ながら目的地をセットしたり経路を探索したりできるので便利です。 スポット登録も自宅でできますし、そもそもスポット登録したものは CSV ファイルとして存在していますので、 スポットファイルを PC に持ってきて PC 上で名称を編集なんてのも簡単にできて便利です。 私はスポットの分類等の作業を PC 上で行っています。
特に自宅の近所についてはそう感じるのですが、 これはある程度仕方がないでしょう。 ちなみに MioMap と iPAQ の b-Walker とでは採用している地図が違うのですが(MioMap はゼンリンで b-Walker は昭文社)、 b-Walker では自宅近くの道が地図上に存在していませんでした。
最近のカーナビのトレンドと思われる 3D ビューは存在しません。 3D がどれほど便利なのか体験していないので、 これがどれだけマイナスになるのかちょっとわかりかねます...。
高速道路も一般道路と同じようにナビをしてくれるのですが、 実は不便です。 一般道路であればいざとなれば路肩に車を停めてナビをチェックすればいいし、 そもそも信号待ちが多いので「あれっ、おかしいぞ」 と思ってもナビ上で位置をよく確認する余裕が十分あるのですが、 高速道路ではそうもいかないので、一般道路と「同じように」だと困るのです。
どうも最近のナビでは高速に乗ると特別のモードになり、 いくつか先までのインターの情報やサービスエリアの情報が画面に (あたかも高速の標識のように)出るようですが、 そのような便利な機能は MioMap (やおそらく b-Walker)にはありません。 少なくともどのインターからどのインターまで高速を使うのかは前もって把握しておかないと痛い目にあいます (実体験で痛い目にあってます。ナビに頼りすぎてました)。
また、インターを降りるか降りないかを「分岐右」とか「分岐左」とかナビゲートしますので、 この点も要注意です。さらに時々左右が逆なんですよねー。 このあたりは改善してほしいところです。![]() |
| ナビの様子 |
| Mio 168 と iPAQ rx5965 を一緒に使ってみました。 横長のほうが機械の納まりは良いんですよねー。あとビデオを見るときも良いです。 |
最近の HDD カーナビは CD 録音機能がついているようですが、 「録音」すなわち「リッピングしなおし」なんですよね。 その点 Pocket PC ならリッピング済みの MP3 なり AAC なり WMA なりを PC から SD カード等に移せばそのまま車に持ち込めます。 ちなみに私は Windows Media Player 11 のプレイリストの同期機能を用いて、 星の数が多いものを優先的に、ランダムで SD に転送するようにしています。
なお、Pocket PC をミュージックプレーヤとして利用する際はカーステレオに接続することになりますが、 そうするとナビ音声もカーステレオから流れるようになります。 お互いまったく独立に音を出しているような感じです。 ナビ音声が流れる際に音楽がミュートされるとうれしい気もしますが、 ナビはしょっちゅうしゃべってますのでどっちもどっちかもしれませんね。
上述のミュージックプレーヤになるのもこの範疇に入るわけですが、 やっぱり使い慣れた、勝手知ったる Pocket PC ということで、 ソフトをインストールすることで機能の拡張もできて便利です。 拡張の仕方も手慣れていますし。 たとえば PC でエンコードしたビデオなんかも簡単に持ち歩けますし、 ゲームなんかも入れておけます。
さあ、では上記の MioMap の経験を元に iPAQ rx5965 の b-Walker を見てみましょう。 以下が iPAQ rx5965 をナビとして使ってみての感想です。
自転車や歩行中にナビをするのを待たずとも、 車につけている時点で昼間に直射日光が入ると白けて見えづらくなります。 外で使うのはもちろん、 車中で使うのでも苦しい場合があります。 半透過型液晶の Mio 168 ではバイクや自転車、徒歩でもナビできますが、 iPAQ では苦しいでしょう。
思えば COMPAQ は Presario 213 で反射型液晶を採用し屋外での視認性を確保していました。 それがそのまま初代 iPAQ に受け継がれ、そののち iPAQ は他の Pocket PC に先駆けて半透過型液晶を採用するなど、 COMPAQ/HP の Pocket PC は屋外での視認性にかなり気を配っていたように思います。
なぜここで透過型液晶にしたのか、理解に苦しみます。
先ほども触れましたが、 ソフトは Mio とほぼ一緒ですが地図が違います。 このあたりは個人の趣味によって変わるとは思いますが、 個人的には MioMap に採用されているゼンリンの地図の方が好みですね。
それから、iPAQ rx5965 の b-Walker では国道何号線などの道路の識別番号が表示されるようになりました。 ただこちらは、地図のおかげかソフトが 2.0 にバージョンアップしたおかげかは不明です。
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| ナビ中の画面比較 | 横長で使うと画面はこんな感じ。 上下にシェードされる領域ができるので横長で使っているとますます横長に。 進行方向が上になるようにして使っていると、進行方向の見通しが立ちにくいことになっちゃいます。 |
車に取り付けるときはフロントガラスに吸盤で取り付ける車載キットを利用するのですが、 横長で使うようなキットになっているんですね。 Pocket PC 本体を挟みこむ構造になってますので縦長でも使えなくはないと思いますが、 素直に利用するとすると横長です。 また、横長と縦長を簡単に切り替えるようにはなっておらず、切り替えるには 吸盤をフロントガラスから取り外して貼り直さなければなりません。 ということで、横長で利用することになると思いますが、 ナビという機械そのものは横長の方が確かに車のダッシュボード近辺での収まりがいいのですが、 ナビソフト的には縦長の方が使いやすいですね。
というのは、 通常ナビを使う場合は進行方向が上に来るように使うと思うのですが、 横長のナビだと進行方向がとても短くなってしまうのです。 特に b-Walker (や MioMap)は上下にシェード部分が存在し、 そこに各種情報を出力するので地図部分の上下がある程度マスクされちゃうんですね。 うーん、これはどんなもんでしょう?
また、横長で使うなら iPAQ rx5965 の取り付け位置は運転席の右が良いと感じました。 というのは、MioMap にせよ b-Walker にせよ、 ナビゲーションパッド(十字キー)を良く使うんですね。 MioMap では地図の縮尺の変更に、b-Walker では縮尺の変更と音量の変更に使います。 MioMap も Ver 2 ではおそらく音量の変更に変更されているんだと思います。
で、このナビゲーションパッドの操作ですが、 iPAQ rx5965 の場合ナビゲーションパッドが本体の右上にありますが、 rx5965 が運転席の左にあり左手で rx5965 の右にあるナビゲーションパッドを操作すると操作中に画面が左手で隠されちゃうんですね。 これは結構不便です。ちなみに Mio 168 ではナビゲーションパッドが本体の下になるので左手でナビゲーションパッドを操作して画面が隠れちゃうということはありません。
ということで、いっそのこと iPAQ rx5965 を運転席の右に配置してしまった方が便利に操作できます。 ただ、その場合電源コードやカーステレオとの結線コードのとり回しが長くなりちょっとわずらわしくはなります。
とまあ、厳しい方向の指摘ばかりとなってしまいましたが、 なんだかんだ言ってナビについては安心したというのが率直な感想です。 最近特に便利と思っているのは POI (Point of Interest)です。 たとえば 「さてどこでご飯食べようか?」というときに、 現在地に近い順で気軽に検索できるのは便利です。 iPAQ rx5965 にこれが入っていなかったらやだなと思っていたのですが、 何せソフトが同じですのでちゃんと入っていました。
貸出機では POI も検索できない状態になっていましたが、 POI ファイルは存在していましたので何らかの設定が貸し出しの過程で おかしくなっていたんだと思います。
そうそう、そういう意味では完全な初期化ができないのは心配なところです。 フラッシュメモリが 2GB あり、そこに b-Walker がインストールされているのですが、 その領域はファクトリリセットをしても初期化されないようです。 b-Walker を初期化するためのプログラムが CD に入っているような記述が b-Walker のマニュアルにあるのですが、 貸し出し機に付いていた CD (CD-R) には該当するものは入っていませんでした。
個人的には見送りです。とは言ってもそれはどちらかというとすでに GPS 付き Pocket PC を持っており、 「MioMap や b-Walker の 2.0 がそれほど大きく進化していないようだ。 それだったら Mio 168 で良いんじゃないか。もうすぐ Windows Mobile 6 が出るので、それからにしよう。」というのが理由です(なんせ貧乏ですから)。
それと、もうひとつ乗り換えを阻むものがありました。
Mio 168(RS) は Windows Mobile 2003SE なのですが、 Windows Mobile 5 から GPS を複数のソフトで使えるようになってます。 たとえばナビソフトを使いながら、位置や高度、移動速度などの GPS の基礎データを表示するソフトも同時に使えるはずです。 実はこれに結構期待していました。 でも b-Walker のマニュアルによると、 b-Walker はこの機能には対応していないそうで、これもがっかりした点です。
でも、他の人にお勧めするとしたらどうでしょうか? 以下のような方がいらしたら、iPAQ rx5965 をお勧めしたいと思います。
iPAQ rx5965 はこんな方にお勧め
特に 7-9 に当てはまる場合は Mio じゃなくて iPAQ rx5965 を、 ということになります。
今回は見送りと考えていますが、「GPS 付き Pocket PC を今買え」と言われた場合 Mio と iPAQ のどちらを買うかは迷いますねー。 というのは私自身は電話と Pocket PC がくっついていると便利だということを感じていて、 GPS 付き Pocket PC は PDA としてはあまり使わないだろうと思うからなんです。 つまり、わたし的には GPS 付き Pocket PC としては上記の 1-3 が大事なわけです。 1 万円以上ある価格差がもう少し小さくて、 下記に再掲する「良くない点」がなんとかなれば iPAQ なんですけどね。
ではもう一度良い点、良くない点をまとめておきましょう。
良い点
良くない点
iPAQ は Travel Companion という別名を持っており、 「トラベル向け」って感じのコンセプトなんですよね。 なんか旅行バッグに入れておくような雰囲気の形になっている気がします。 ただやっぱりそれはチャレンジなんだと思います。 今まで便利だった点は継承してほしかったところです。
というわけで、個人的には Mio 168 の後継機種選びはペンディングとします。 ちなみに、自分が今 iPAQ シリーズからどれかひとつ選択するとしたら iPAQ rx1950 ですね。 私は軽くて小さいのが好みで、iPAQ h4150 が大好きだったので、 h4150 とほぼ同じ形状の rx1950 はたぶんいけるだろうと思うのです。 (...と思ったら、rx1950 はもう販売終了なんですね。残念です。)
ただやはりケータイとマージされた Pocket PC ってのも強力な魅力があるんですよねー。 そういう意味では HP がアメリカで販売している iPAQ hw6945 Mobile Messenger の W-CDMA 版が出ないかなーと思ってます。 これ、GPS やカメラも入っていて、本当に何でも入りなんですよね。 ついでに画面解像度を Windows Mobile 6 からサポートされることになった 320x320 にしてもらえると言うことなしです。