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Ng for Win32

掲載 1999年4月15日/最終更新 2007年2月12日


  Ng とは著名なエディタである Emacs と同様の操作感を提供する MicroEmacs の一つである MG (Micro GNU Emacs) を吉田茂樹さんが中心となり日本語化したバージョンで、 当初は Nihongo micro GNU Emacs、後期には Micro Nemacsと呼ばれているものです。

  Ng の歴史は大変古く、開発が盛んに行われていたのは 1990 年頃にさかのぼります。当初は UNIX 上で動作するエディタとして開発され、 後に MS-DOS に移植されています。

  この Ng ですが、Windows 時代の到来とともに動きが不活発になり、 1992 年の 1.3L を最後に最近まではアップデートが行われておりませんでした。 ところが、1998年の 12 月頃伊藤栄一郎さんが MS-DOS 版をベースに Windows CE の英語版に Ng を移植、 Tillanosoft が今回提供するものはこの伊藤栄一郎さんの移植バージョンである 0.12 をベースに日本語版 Windows CE に移植したものです (対応する MGのバージョンは 2a、Ng のバージョンは 1.3L になります)。

Ng for Win32の図
Ng for Win32

  "Micro" Emacs ということで、たとえば GNU Emacs と比較すると機能は大変限られたものになります。しかし、 キーバインディングはかなり GNU Emacs の雰囲気を持っていいますし、 「バッファ」を利用して複数のファイルを同時に開いたり、 一つのファイルを複数の「窓」で表示したりといったエッセンスはまさに Emacs であると言えましょう。

  また、"Micro" Emacs ということで、GNU Emacs では Lisp ライブラリのインストールで数十MB のファイルのインストールが必要だったところを、 Ng ではたった一つの実行形式ファイル(200KB前後) のインストールだけで利用することが可能です。

Pocket PC 版
Pocket PC 版

  上記で述べたことを含め Ng for Win32 の特徴的なポイントをいくつかあげておきます。

  1. Emacs のエッセンスを提供

      キーバインディングはもちろん、バッファの概念、 C-x 2 による複数のエディットウィンドウなど、 そのまんま小型の Emacs となっています。

  2. dired 機能を提供

      GNU Emacs で提供されている dired (ディレクトリエディタ)機能のうち、 中心的な機能を提供。また、Tillanosoft により、 dired-do-shell-command が追加 されており、dired 内からファイルを実行できるようになっています。 これにより dired を 簡易ランチャー として利用することができます。

  3. メールの作成等に最適な auto-fill-mode の提供

      auto-fill-mode とは文章作成時に、 決められたコラム位置で自動的に折り返し処理を入れる機能です。 Ng (や Emacs)の auto-fill-mode では、 左側部分と折り返し位置を指定することが可能で、 入力後に編集しデコボコになってしまった場合でも 再度位置ぞろえをやりなおす ことができます(fill-paragraph)。

 なお、Ng for Win32はフリーソフトです。 使用条件等は添付ファイルに記述してありますので あらかじめお読みいただいた上でご利用ください。

Ng for Win32の仲間たち

 Ng for Win32の他にもWindows や Windows CEで動く Emacsライクなエディタがいくつかあります。 ここではそれらのエディタについて紹介します。

名称 開発者/配布元 概要
Ng 村松 篤さん Ng は先にも述べていますように吉田さんをはじめとするメンバにより 1990 年ごろに開発されたものですが、 最近精力的に Ng に手を入れられている方が村松さんです。 Tillanosoft での修正も村松さんのところで採用していただいております。 久々にサイトを見に行ったらかなりアップデートしていますね。 村松さんに連絡を取って当方のソースとマージしていきたいと思います。
Ng for WinCE 伊藤栄一郎さん 英語版CEご利用の方はこちらをご利用ください。
Mg for Win32 Tillanosoft Ng for Win32 の英語版です。
MicroEMACS Daniel M. Lawrence MicroEmacsはNgの先祖に当たります。CE版もあります。
MicroEmacs 04 JASSPA MicroEmacs の拡張版で NT 等で動作します。日本語ファイルも読み書きできますが、日本語文字列上でのカーソル移動などに難があります。CE版はまだないようです。
NotGnu Emacs Julie Melbin Ng のベースとなった MG をベースに開発されています。
xyzzy 亀井さん 占有容量が 10MB にも満たない Emacs 的エディタ。 動きに若干の違和感がありますが、Emacs 的キーバインドで利用できます。CE 版はありません。
GNU Emacs FSF 本家 GNU Emacs の Windows 版に関してはこのページを参考にすると良いでしょう。ちなみに筆者(今井)は Windows 上では Meadow を利用しております。
GNU Emacs 20.7 for WinCE General Paranoyaxc Software 本家 GNU Emacs の Windows CE への移植版のようです。実は筆者は試していないんです。時間ができたら試したいと思ってます。

Ng for Win32のダウンロード(Ver 0.8 500KB前後)

WindowsCPUダウンロードファイル 動作確認マシン動作対象マシン例
H/PC pro CE 2.11 or higher MIPS ng08.zip 未確認テリオス、インターリンク、インタートップ、 etc
SH3 未確認ジョルナダ 680/690
StrongARM ジョルナダ 720ジョルナダ 820
SH4 未確認ペルソナ 600 シリーズ
Pocket PC CE 3.0 or higher StrongARM hTc Z iPAQ, Pocket PC 2002 以降の Pocket PC
MIPS 未確認 カシオペア E-700、GFORT
SH3 ジョルナダ 525ジョルナダ 548
95/98/Me/NT 4.0/2000/XP Intel 今回提供なし AT互換機, PC9821、 98NX
ソースコード共通 ng06-src.zip 0.8版ソースは少しお待ち下さい

バージョン履歴

 変更点の詳細は 変更履歴ファイル をご参照ください。


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